連盟の性格 2
次に連盟は、第一次世界大戦の産物であったという特徴づけがなされることがあります。
・・・それは、次のような意味においてであります。
まず、大戦後の国際社会には、戦争の惨禍が生々しく、このような悲惨な結果をもたらす戦争は防止しなければならないという認識が、いまだかつてないほどの広がりと深まりを示しました。
連盟は、このような反省の産物だったのです。
また大戦に際して、また戦争を終えさせる過程の中で、関係諸国の間の協力が進められましたが、連盟は、この協力を戦後の平和と安全という事業においてもさらに継続するという性格をもっていた、ということも指摘されます。
他方、連盟規約の内容や性格を理解する上では、1919年当時の国際政治状況を考慮にいれる必要があることが指摘されます。
まず、連盟は戦勝国の組織だったということです。
つまり、そこで考えられた平和とは、一般的、抽象的な平和ではなく、戦争に勝利した国々が合意しあった内容の平和(戦勝国の平和)を維持することでした。
そのことから当然に出てくるいま一つの特徴は、勝利した国家の中でも大国が指導的な立場に立っていたということです。
この点は、既に触れた理事会の権限を強めるという点に如実に反映されています。